突然の訃報。同じ冠婚葬祭でも結婚式のように、あらかじめ日程が分かるものではありませんよね。もちろん気持ちの上では駆け付けたいところですが、遠方となると、現実的にすぐに向かうのは難しい場合が多いのでは無いでしょうか?
どのくらい遠方であるか、そして普段の付き合いの度合いにもよりますが、やむを得ない場合は、出席しない。という判断をしても問題はありません。
出席できない場合、せめてお香典を…その場合の相場は?送り方は?
今回はそのような疑問を解決していきたいと思います。
もちろん、日程を改めて直接持参できるようであれば、それに越したことはありませんが、しばらくは行けそうにない。という場合は、「現金書留」で郵送するようにしましょう。
当然の事のようですが、不祝儀袋に入れて送ります。手渡す時と同じように、住所や氏名、金額も記入するのを忘れないようにしてください。方法は違いますが、あくまで手渡しするつもりで準備しましょうね!
お香典を郵送する場合も日程をずらして行くので、葬儀やお通夜には参列出来ない場合は、弔電を送ると良いでしょう。まず真っ先にお悔やみを伝える事は大切です。
次に相場に関してですが、これもあくまで手渡しする時と同額で問題はありません。
関係性や、年齢によって金額は異なりますし、親戚同士の相場が決まっている場合も少なくありません。参列する場合のお香典の金額を包むようにしてください。
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親戚に送る香典!添え状の書き方集
お香典と一緒に送りたい物があります。それは添え状(手紙)です。
本来は出向くべきところを郵送している訳ですから、きちんとお詫びをする事。そして、直接伝えられない遺族に対する励ましの言葉など、伝えるべきことを手紙に書いてお香典と一緒に送るようにしましょう。
例文を挙げてご紹介しておきますので、参考にしてみてください。
「○○様の突然のご逝去のお知らせを受け驚き、言葉を失っております。
お気持ちの優しいお人柄だっただけに、ご家族の皆様のご心痛はいかばかりかと、胸がつぶれる思いです。何卒、お身体をご自愛くださいますようお願いいたします。
遠隔地のため、葬儀に参列できない失礼をお許しください。ささやかですが、香料を同封いたしました。ご霊前にお供えくださいますよう、お願い致します。
慎んでご冥福をお祈り申し上げます」
基本の形としては、上記のような物が一般的です。あとは、故人に思いをはせながら「~なお人柄」といった部分を変更していけば、思いがきちんと伝わるはずです。
行けない理由に関して、「遠隔地」という具体的な言葉を出さずに「やむを得ない事情によりお伺する事が出来ず~」という形にしておく場合もあります。
内容はそれぞれに合わせるとしても「故人の人柄」「遺族への励まし」「行けない事へのお詫び」この3点を忘れずに盛りこんで書くようにしてください。
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いくら包むの?親戚の香典の相場
香典を郵送する場合も、手渡しする場合も同額で問題ありません、とお伝えしましたが、ここでは親戚への香典の相場をご紹介していきます。
- 祖父母の場合 30,000円~50,000円(贈り手が20,30代の場合は10,000円~30,000円)
- 義兄弟の場合 50,000円(贈り手が20代の場合は30,000円でも可)
- 叔父・叔母の場合 10,000円~30,000円(付き合いの深さによって異なる)
- いとこ・その他の親戚の場合 3,000円~30,000円(関係性の深さで大きく異なる)
こちらに紹介しているのはあくまで相場です。
地域や親戚付き合いによって、全く異なる場合がありますので、それぞれ確認出来ればベストです。
まとめ
葬儀に出席できない場合、本来参列した時と同じようにお香典を包み、同じように励ましの言葉を掛けるつもりで添え状や香典の準備をしていけば、相手にもきちんと気持ちは伝わります。行けない事へのお詫びだけは、必ず忘れずにお伝えしましょうね。
香典の相場に関しては、近い親戚と相談しておいた方が無難かもしれません。
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