お中元のお礼状をビジネスシーンで出すことに!書き方・出し方

日頃の感謝を込めて贈られるお中元。プライベートなら、「ありがとう」の電話で感謝を伝えれば問題ないケースも多々ありますが、ビジネスシーンとなると、そうはいかないようですね。

お中元の「お礼状」担当にめでたく就任された方。いや「お礼状」なんて、見たことも書いたことも無い!という方のために、今回はビジネスシーンで使われるお礼状について解説していきたいと思います。

「お礼状」と一口に言っても、ビジネスシーンで使用される「お礼状」にはいくつかの種類があります。

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手書きのお礼状

相手に感謝の気持ちを使えるのであれば、この方法が一番丁寧で、受け取った側にも、想いが伝わることは間違いないでしょう!ただし、ビジネスでのお中元の場合、送り先が何件あるのかによっては、全てを手書きで!とはいかない場面も少なくはないかもしれません。

封筒に入れる(印刷したカードなど)

1枚ずつ手書きは出来なくても、印刷したお手紙を送ったり、ビジネス文書タイプのお礼状を送る時などに使われる方法です。件数の多い法人の場合は、こちらの方法をとる会社が多いのではないでしょうか?

ハガキ

最も低コストで、簡単な方法です。たくさんの方に一度に出す場合に用いられますが、人の目に触れてしまうというデメリットも!

上司から「お礼状」についての依頼を受けたのであれば、どのような方式で送れば失礼がないのか、今まではどのようにしていたのかを、きちんと確認してから作業に取り掛かりましょう!

良かれと思って丁寧にしたことが、後任の首を絞めることになるのだけは避けなければいけません。

お中元のお礼状でハガキを使うと中身を見られてしまうかも!?

前項でチラッとお話しましたが、お礼状をハガキで送る場合、簡単ではありますが、リスクが伴うという事を忘れないようにしましょう!

ハガキは、封筒のように内容を隠す事が出来ないツールですよね。という事は、相手にお礼状が届くまでに、何人の人が、そのハガキを目にすることになるのでしょう?

自身でポストに入れたとしても、郵便局の方の手を通して相手の会社に配送されます。それを本人が直接受け取る事が出来るのであればまだしも、会社の受付から本人の手に届くまでに、誰の目に晒されるか分からないのが現実です。

心を込めて贈って下さったお中元です。感謝の気持ちは本人に直接伝えるのがマナーではないでしょうか?

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ビジネスにおけるお中元のお礼状・定番文例3パターンをそれぞれ解説

感謝を伝える「お礼状」ですが、単に「ありがとうございました」という感謝の言葉だけを書けばよいというものではありません。

手紙形式の場合1

「拝啓 〇〇の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、このたびは結構なお中元の御品を頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。いつも弊社の方こそお世話になっておりますのに、いつもながらのお心遣い感謝申し上げます。

皆様のいっそうのご健勝と貴社のますますのご発展をお祈りいたしまして、暑中見舞いかたがたお礼のご挨拶とさせていただきます。 敬具」

お手紙なので、丁寧な文章を書くことが出来ますね。ただし、この例文のポイントは、最後の部分です。お礼と合わせて暑中見舞いの意味合いも込められています。つまり、万が一お礼状が遅れて、「暑中見舞い」の時期が過ぎている場合には使えませんのでご注意ください。

手紙形式の場合2

「拝啓 ○○の候、貴社におかれましてはますますご清祥のことと心よりお慶び申し上げます。

さて、本日は結構なお中元の品を賜り、誠にありがとうございます。有難く拝受いたしました。ご厚志に改めて御礼申し上げます。

貴社の益々のご発展をお祈り申し上げますとともに、今後とも変わらぬご高配のほど宜しくお願い申し上げます。 敬具」

こちらは、頂いてすぐにお礼状を出せる場合にピッタリな文例です。時期を問わないので、準備しておくと、届くと同時に出す事が出来るので、便利な文例だと思います。

ハガキの場合

「拝啓 ○○の候 貴社におかれましては益々ご清栄のことと心よりお慶び申し上げます。

さて、この度は結構な品をご恵贈賜り有難うございました。ご厚志謹んで拝受し、お心遣いに改めて御礼申し上げます。

貴社のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げますとともに、今後とも変わらぬご厚誼のほど宜しくお願い申し上げます。

略儀ながら書中にて御礼申し上げます。 敬具」

ハガキの場合は、簡略化した事への断りの一言と、本人以外の方を思いやる気持ちを盛り込むことがポイントになります。他の方の目に触れるという事を意識して考えましょう。

まとめ

いかがでしたか?堅苦しい文言のようですが、ビジネスの場合は、相手に対して失礼の無いように考えるのが優先されます。その中で、より感謝の思いの伝わる言葉を、あなたなりに選んでみられてはいかがでしょうか?同じ文章のようでも、心を込めて言葉を選ぶ事で、相手への気持ちの伝わり方は変わってくるはずですよ!

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