小学生の頃、学校の授業できゅうりやプチトマトを育てた経験がある方もおられると思います。そうです、きゅうりは比較的育てやすい野菜の代表格でもあります。
しかし簡単に育てられると言っていざ育ててみると、スーパーのきゅうりとは全く違う、いびつな形のきゅうりが出来てしまった!という経験はありませんか!?
家で食べるから形なんて気にしない気にしない!と思っていても、やはり真っすぐなきゅうりに憧れますよね。
では、きゅうりは何故、真っすぐ育ってくれないのでしょうか?
それにはいくつかの原因があったんです!
今回はきゅうりが曲がる理由と対処法についてご紹介していきます♪
きゅうりが曲がってしまう主な原因…まずは気温について。
「気温が高すぎる、または低すぎる」
きゅうりに限らず植物には「発芽適温」と「栽培温度」があるんです。
きゅうりの発芽温度は25℃~30℃とやや高めですが、栽培の適温は18℃~25℃と言われています。夏野菜のわりに過ごしやすい温度を好んでいる事が分かりますよね。
その気温よりも、低すぎたり高すぎたりすると、株自体が上手に元気には育ってくれず、様々な段階で支障をきたすことによって、結果的に曲がったきゅうりになってしまう事があります。
夏野菜なので時期を早まらなければ低すぎる。という現象は避けられますが、高温に関して言えば近年の気温の上昇によって、きゅうりにとっても過酷極まりない環境と言えるでしょう。高温の日が続くことで夏バテを起こしてしまいますので、あまり粘らず早めに諦めて、次の準備をするのも一つの考え方だと思います。きゅうりの成長は早いですからね♪
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きゅうり栽培のコツ!水やりのタイミングと量に注意!
次に挙げられる理由として
「水が多すぎる、または少なすぎる」
これは植物全般に言える特徴ではありますが、きゅうりに関して言えば、きゅうりの実のほとんどは水分で出来ています。つまり、水の影響を受けやすいという事が分かりますよね。その上、葉っぱが大きいので、水分の蒸発が早く土が乾燥しやすい傾向にあります。
だからと言って、水をやりすぎると根腐れを起こすなど、根っこからやられてしまいます。
プランター栽培の場合は、土の表面が乾いてきたら水をやる。その際、土を少し掘ってみて、それでも乾いているようならたっぷりと水をあげるようにしましょう。
地植えの場合は、雨の様子を見ながらも2、3日に1回の水やりで大丈夫です。収穫が近づくと蒸散量が増えますので水不足に注意してください。
どちらにしても一度にたくさんというイメージよりは、土の様子を見ながら乾いてきたら水をやるのがベストです。もちろん梅雨時期は頻度や量を下げてくださいね!
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きゅうり栽培!肥料不足と過多の見極め方
最後に、肥料について
「肥料が足りていない、または多すぎる」
これもまた曲がったきゅうりの原因になります。実の前に花が咲きますが、その花を咲かせるのにも実はかなりの労力を費やします。その後、実を真っすぐに成長させるにはそれなりのエネルギーが必要!という事になりますね。
しかし、肥料を一度にたくさんあげてしまうと、肥料焼けという現象を起こす場合があります。あくまで少量を何度かに分けて与えてあげましょう。1週間に1度くらいを目安にすると良いでしょう。
肥料が少なすぎる場合は、
- ツルの成長が急に遅くなる
- 葉脈が目立つ
- 付いた花がすぐに落ちる
- 成長前の実が落ちる。
などの症状が見られます。
肥料が多すぎる場合は、
- 無駄に葉が大きい
- ツルが太い
- 雄花がつかない
- 花は咲いたのに実が大きくならない。
などの症状が見られます。
いずれもなかなか判断しにくい症状ですが、どちらかの症状が出始めたら今のやり方を変えてみる必要がありそうです。
まとめ
きゅうりが真っすぐ育つには、様々な条件が満たされている事が必要だったんですね。簡単に栽培できると思っていましたが、農家さんの偉大さを改めて感じます。
お家のきゅうりは曲がっていたとしても、それもまた愛嬌があって可愛い部分だと思います。無理のない範囲で、真っすぐなきゅうりに挑戦してみるのは楽しいかもしれませんね!
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