古くから多くの芸術家に愛されてきた富士山は、日本三大霊山の一つでもあり、強力なパワースポットとしても有名です。
2013年にはユネスコの世界文化遺産にも認定されました。登山にはそこまで興味がなくても、富士山には一度は登ってみたいという方も多いのではないでしょうか。
普段の生活から離れてリフレッシュしたい、山頂でご来光を見てみたい、達成感を味わいたい、などいろいろな理由でたくさんの人の興味を引いてやまない富士山ですが、標高が高いので初心者には難しいのでは?と思われがちです。でも、装備などをきちんとすれば、初心者でも十分登れる山なのです。
そこで今回は、登山経験はないけど富士山に登ってみたい!という方のために、必要な装備や準備、注意点などについてお伝えしていきます。
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最初は富士山に挑戦したい初心者のためのツアーを利用するのが安心
富士山には全部で4つのルートがあり、それぞれのルートの特徴などを理解して自分の体力や技術に合うルートを選ぶ必要があります。でも、初心者の人にとっては、それぞれのルートの特徴と言われても、よく分からないと思います。また、登山のマナーや高山病の対処法など、初心者だけでは不安な点も多いでしょう。
そこで初心者の人にぜひおすすめしたいのが、初心者向けのツアーを利用することです。登山ルートの選定はもちろん、何か突発的なトラブルがあった時に、知識があって頼れる人がいることはとても心強いですよね。
それでは、装備は具体的にはどう準備すればいいのでしょうか?
登山グッズは高機能でしっかりした作りをしているので、細々したものでも意外と高額です。何も持っていない人が一から道具を揃えるとなると、数十万円にもなってしまうこともあります。
そこで、リュックや日よけの帽子など、普段使いのもので代用できそうなものは買わずに済ませて、ヘッドランプなどはレンタルで対応するのがおすすめです。
逆に、必ず購入する必要があるものは登山靴です。普段はいているスニーカーでは足裏が痛くなってしまうし、雨などでぐしょぐしょになり低体温症になってしまう可能性もあります。
必ず、登山用品店で自分の足のサイズをきちんと測ってもらって自分の足に合った登山靴を購入しましょう。
また、雨具もできれば登山用品店で登山用のものを購入しましょう。山の天気はとても変わりやすいので雨具は必須アイテムですが、100均などで売っている雨ガッパだと蒸れてしまうのでやはり専用のものがおすすめです。
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富士山の初心者日帰り登山はスケジュールがキツキツになりがち…ムリしないで!
登山を初めて経験する人で気を付けてほしいのが、これぐらいできるだろう、と安易に弾丸旅行のようなプランニングをしてしまうことです。
たとえば、夜行バスで登山口まで行って朝から登り始めて、その日のうちに下山してまた夜行バスで帰る、というやり方はおすすめしません。
山で注意すべき高山病の主な原因が、睡眠不足や体調不良です。また、時間に焦るあまり滑って捻挫したり転倒したり、ということも増えてしまいます。
せっかくの登山なのに、けがをしてしまったりしたら、楽しむどころではなくなってしまいますよね。ぜひ、山小屋で一泊するぐらい余裕を持ったスケジューリングを心がけましょう。
まとめ
富士山は、登ったら人生観が変わった、とまで言う人もいるほど、多くの人を魅了し続けています。標高が高いので山頂付近は夏でも真冬なみに寒かったりと、大変なこともたくさんありますが、登山道が整備されているので歩きやすいし、人気があり登山者も多いので道に迷いにくく、初心者にも決して無茶な挑戦ではありません。
しっかり事前に準備して、体調を整えて余裕のあるプランを組めば、初心者でも十分登山を楽しめるはずです。
ぜひ、時間に余裕をもってゆったりと登山を楽しんでみてくださいね。
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