富士山の高さの「基準」って何?どこから測るの?調べました!

日本一の高さを誇る富士山は、すそのが広がった美しい形で日本だけではなく世界中から愛されていますよね。そんな富士山、日本一高いのは知っているけれど、よく考えてみればどこから測っているのでしょうか?

ふと子供に聞かれたりすると、普段は考えたこともないし、意外と知らないものです。富士山に限らずすべての山の標高が測られているのだから、何か高さの基準になるものがあるはずですよね。

そこで今回は、意外と知らない、富士山の標高の測り方や山の高さの基準について調べてみました。

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富士山の高さの測り方はよく聞く「海抜」という言葉にヒントがあった!

富士山に限らず日本にあるすべての山を同じ条件で測定するためには、どこからの高さなのかを統一しなければいけませんよね。

ですから高さの基準というものが設けられています。それを知るには、よく聞く「海抜」という言葉にヒントがありました。

海抜とは海面の高さのことで、海面は海抜0mになります。

でも、海面と一言で言っても季節によっても違うし、そもそもどこの海の話なのでしょうか?実はきちんと厳密に決められているのです。

私たちが普段何気なく口にしている「海面」というのは、東京湾の潮位を長い期間かけて測定したその平均潮位のことを言います。そして陸の高さはその海面からの高さで表します。それが「標高」です。つまり、日本全国の山の標高は、すべて東京湾の平均潮位から測った高さだったのですね。

それでは次に測定方法について見ていきましょう。

富士山の測定は、古くは江戸時代から色々な賢人がそれぞれの方法で測定してきました。

日本地図を作った伊能忠敬は、車輪の回転数で距離を測ることができる「量程車」や歩測などを駆使し、オランダ人医師でもあり自然学者、博物学者としての顔も持っていたシーボルトは気圧高度計という高度と気圧の変化の原理を応用した道具を使って測定したようです。

それでは現代ではどのような方法で測定されているのでしょうか?

水準測量や距離と高低角を利用する方法、気圧を利用する方法、GPSを利用する方法など様々な方法がありますが、ミリメートル単位と非常に高精度に測定できるのは水準方法という方法のようです。ですが、とても地道な作業で労力も経費もかかるため、一般的には、距離と高低角を利用する方法で測定されることが多いようです。これは、2つの地点の高さを測って、その高低差から標高を算出する方法です。

こちらのページにそれぞれの詳しい測定方法が書いてありますので、参考にしてみてくださいね。

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中学受験にも出題!?富士山の高さの効果的な覚え方!

富士山の高さは3,776mですが、中学受験などにも出題されることもあるので覚えてしまいましょう。

語呂合わせもありますが、人の考えた語呂合わせよりも自分で考えた方が断然覚えます。無理やりでも何でもOKです。

しいて言えば、その光景などが思い浮かぶ語呂合わせの方が覚えやすいですよ。ぜひ親子でアイディアを出し合って最高の語呂合わせを考えてみてくださいね。

ああでもない、こうでもない、と楽しく意見を出し合うことによって、もしかしたら最高の語呂合わせを考え付く前に覚えてしまうかもしれません。

まとめ

山の高さの測り方やどこからの高さなのか、などなかなか普段は考える機会がありませんよね。そんな事こそ、子供に聞かれた時がチャンスです。

知っているなら教えてあげるのもいいし、一緒に調べたり考えたりするのも、子供の教育にとても大事ですね。特に、一緒に調べてあげると子供は喜ぶと思いますし、より好奇心旺盛になっていくでしょう。

子供の好奇心の芽を育てていけるよう、ぜひ一緒に楽しんで調べて学習してみてくださいね。

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