毎年各メーカーから新しいモデルが発売されて、どんどん省エネ化がすすむエアコンは、今や私たちの生活に欠かせない存在です。
数十年前などは電気代がとても高かったですが、最近のエアコンは24時間ほぼつけっぱなしにしていてもびっくりするくらい電気代がかからないですよね。
数年前のエアコンを使い続けるよりも、新しいエアコンに買い替えた方が初期費用を考えてもすぐ元が取れるといわれるくらい、技術進歩がめざましいですが、快適に使うためにはやはりお手入れが必要です。
エアコンをつけると何か臭うけど、気になるほどではないしそのまま使おうとついつい思ってしまいますが、臭うまま放っておくことはおすすめできません。エアコン内部にカビやホコリが発生しているかもしれないからです。
そのまま使い続けてしまうと、内部にたまったカビやホコリを含んだ風がエアコンから出てきて、お部屋中を満たしてしまいます。もしかしたら最悪の場合、それらのカビやホコリを吸い込んで肺炎やアレルギーを起こす可能性もあるのです。
また、内部にホコリがたまったままだと、電気代も高くついてしまいます。
健康のためにも、そして経済的にエアコンを利用するためにも、正しい掃除が必要です。
そこで今回は、エアコン掃除の正しいやり方についてお伝えしていきます。
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エアコン掃除ここがポイント!自分でできることとできないことも
自分でエアコン掃除をするときには、簡単に取り外せるカバー、フィルター、ルーバーの3か所を徹底的にきれいにすることがポイントです。掃除をする時は、マスクを忘れずに着用しましょうね。
掃除をする前に、エアコンのコンセントを抜き、外側のホコリを拭っておきましょう。
エアコン上部には特にホコリがたまりやすいので、長く伸びて先が折れ曲がるタイプのクイックルワイパーを利用すると便利ですよ。
また、窓を開けて換気をして、床にビニールシートを引いておくとさらに安心です。
準備が整ったら、いよいよ掃除にとりかかりましょう。
まずはエアコンのカバーをパカッと開き、カバーが外せるようなら外しましょう。エアコンの機種によって違うので、取扱説明書で確認してみてくださいね。
カバーを開けるとフィルターが見えると思うので、フィルターを外す前にそのままの状態でまず掃除機をかけましょう。そうすることで、フィルターを外した時にホコリが舞うのを少し抑えることができます。
掃除機をかけ終わったら、取扱説明書の通りにフィルターを取り外します。フィルターは薄くてやわらかいので壊さないように慎重に扱ってくださいね。取り外せたら、フィルターの表面から掃除機を再度かけて、お風呂場でシャワーで丸洗いしましょう。
まずフィルターの裏面からシャワーの水をかけます。この時、フィルターの表裏を間違えると目詰まりしてしまうので、気を付けてくださいね。
次に、フィルターがつかるサイズのバケツなどに、食器用洗剤を水で薄めて10分くらいつけ置きしてから、歯ブラシなどでフィルターの表面をやさしくこすります。
そして、シャワーをフィルターの裏側からかけて洗い流したら完璧です。きれいになったフィルターは、広げた新聞紙の上に置いて、日陰で乾かしましょう。
最後はルーバーのお掃除です。
ルーバーとは、エアコンの下の方についていて、風向き調整などの時に動く細長い板のことです。ここはフィルターと違って簡単に取り外せないことも多いので、取り外さないまま拭き掃除をすることがおすすめです。
台所用洗剤を水で薄めてタオルに浸み込ませて拭いた後、水拭きし、最後に乾いたタオルで乾拭きすれば完璧です。
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業者にまかせて安心!エアコン掃除の料金は…
上記のように徹底的に自分でお掃除したのに、やっぱりいまいち臭いが気になる・・という場合には、業者にお任せしてみてはいかがでしょうか。
やはり自分ではお掃除できる箇所に限界があります。業者にお願いすると、自分ではできないところまで分解して細部まできれいにしてくれます。
一般的な壁掛けタイプの場合、1台で1万円ちょっとくらいが相場のようです。また、壁掛けタイプでもお掃除機能つきのものは、1台で2万円前後くらいと、お掃除機能なしのものに比べて少し高くなるようです。
まとめ
最近では、フィルターの自動お掃除機能がついているものもありますが、やはりフィルター以外にもカバーやルーバーなど自分でできるところは定期的にお掃除することがおすすめです。
季節の変わり目ごとにお掃除すれば、ホコリなどもそんなに溜まらず、お掃除も楽々できると思います。
きれいな空気が循環するお部屋で快適に過ごせるよう、正しいエアコン掃除をしていきましょう。
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