玉ねぎの美味しい食べ方とはなんでしょう?どんな料理に使っても、加熱すれば甘くて料理に旨味を足してくれる玉ねぎですが、美味しい玉ねぎはサラダのように生で食べるのも美味しいですよね!
しかし、いざお家でオニオンサラダを作ってみると「辛いっ!」と言われてしまった経験、誰もが一度はあるのでは?元々辛みが少ない玉ねぎなら、何も気にせずにカットしてしまっても問題ありませんが、辛みが強い玉ねぎは、正直、食べるのが辛いレベルの物もありますよね?
玉ねぎを切って、水にさらして辛みを抜く。という方法が定番だと思いますが、そのやり方だと、辛みと一緒に大切な栄養分も水に溶け出てしまっているとか。
どうにか良い方法で、お店のように当たりはずれのない生の玉ねぎが食べたいですよね。実は、玉ねぎは切り方一つで辛みを取り除くことが出来たんです!
詳しく説明していきます。
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玉ねぎの切り方は「繊維に対する向き」が肝心!
辛みを抜く、画期的な切り方はずばり…「繊維に対して垂直に切る」だけなんです!
玉ねぎの切り方で辛さが変わるなんて、にわかには信じがたいですよね?
それにはちゃんと科学的な理由があったんです。
玉ねぎの辛さと独特の臭いの原因は「硫化アリル」という成分の仕業で、硫化アリルは、水に溶けやすいので水にさらすと辛みが抜ける。と言われているんですね。しかし前にもお伝えしたように、栄養も一緒に溶け出てしまうのが玉に瑕。
そこで、硫化アリルのもう一つの特性として、「揮発性の良さ」を利用してみてはどうでしょう。空気中に揮発した場合、嫌な臭いや辛さは取れてくれて、栄養は玉ねぎの中にとどまってくれるので、一石二鳥ということになります。
揮発性を促すために、玉ねぎの繊維に沿って垂直に切っていく事で空気に触れる面が多くなり、より効率的に辛さが抜けやすくなるんですね♪
しっかりと辛みを抜くには、垂直に切った後、玉ねぎが重ならないように広げ、15分程度置いておきましょう。これで、美味しいオニオンサラダがご家庭でも楽しめます!
料理を始めた段階でスライスして冷蔵庫に入れて置いて、食べる前に盛り付ければ、置いている間に他の物を作っておけるので便利ですよ!揮発させているあいだはラップは極力かけないようにしましょう。
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玉ねぎの切り方・みじん切り編!辛みを抜くには「時間差」を利用する
タルタルソースなどで、みじん切りにした玉ねぎを生で使う場合も辛さは大敵ですよね!
みじん切りの場合も辛みを抜く原理は同じです。繊維に垂直に切って、放置すれば時間と共に勝手に辛みとさよならできますよ。
ただし、ここで注意点が1つあります。始めからみじん切りに!とバラバラに切ってしまわないようにしてください!まずは垂直に切って、そのまま重ならないように広げて放置して、その時点で辛みを抜いておきましょう。
繊維に沿って平行に切ってしまうと、せっかく揮発させようと垂直に切った硫化アリルを玉ねぎの中に閉じ込められてしまうので、バラバラにしてしまう前に、しっかりと揮発させるのが時短のポイントになってきます。
薄切りの時と同じく15分程度置いたら、後はこまかく切って、すぐに使えます。
細かく切ってから放置するよりも、垂直切りの状態の方が速く辛みが抜けるなんて、なんだか不思議な感じがするかもしれませんが、是非一度試してみてください。
ちなみに、少しの辛みも無理!という方は、放置時間を30分程取っておくと、確実に辛みが抜けると思います。まだ辛い。と感じた時は時間を少し延ばしてみると良いでしょう。
まとめ
玉ねぎの辛さを抜く方法が、カットの方向を変えるだけだったなんて、驚きですよね!覚えておくべきは「繊維に垂直に切る!」それだけです。
放置時間の15分~30分は、好みや玉ねぎの個体差もありますので、味をみながら調整してみてくださいね。
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