「産後うつ」という言葉、聞いたことがありますか?
待望の赤ちゃんが産まれ、誰よりも嬉しいのはママのはずなのに、なぜだか心から可愛い!と思う事が出来ない。自身の育児は、間違っているのではないか?という常に不安に思う気持ち。周りの誰にも相談できず、ふさぎ込んでしまうなど、その症状は人それぞれです。
しかし、この産後うつという病気は他人事では無いんです。今の時代、10人に1人は経験すると言われている「産後うつ」。あなたも例外では無いかもしれません。
今回は、産後うつを乗り切る方法について、一緒に考えていきましょう!
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これって産後うつ?症状チェックリスト
そもそも、自分自身が産後うつと判断するのは非常に難しい事です。周りの方が気づいてくれるのが1番ですが、なかなか言い出せないのも事実ですよね。
そこで、自分自身が「産後うつ」に当てはまるのかどうかを、チェックする項目をご紹介していきます。
気になる方は、是非チェックしてみられてはいかがでしょうか?
□なぜかイライラして気持ちが落ち着かない
□突然気分が落ち込み、涙が出る事がある
□以前は楽しいと感じていた事に、楽しさを感じない
□睡眠のリズムが上手く取れず、常に身体がだるい
□外との(他人との)交流を持ちたいと思えない
□食欲減退、または食欲過多である
□自己嫌悪に陥りやすい
□原因不明の不安に襲われる
□頭痛・息苦しさ・ひどい肩こりなどが続く
□頭が上手く回転せず、家事などが捗らない
1つや2つなら、産後の誰にでも当てはまる現象だと思います。しかし、4つ5つと当てはまる物が多いようなら、産後うつの症状を疑った方が良いかもしれません。
きなり心療内科や、精神科に行くのは抵抗が…という方は、赤ちゃんの1カ月健診などで、産婦人科医に相談してみるのも一つの方法ですよ。
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産後うつの原因と対策
さて、産後うつですが、その原因については、様々なものが挙げられます。
精神的なものだけでなく、肉体的な疲労も重なることで、症状を引き起こしやすくなるようです。
産後のホルモンバランスの変化・睡眠不足・そして、育児に対する内面的な不安やストレスなど、様々なものが重なっていると考えるのが自然でしょう。
1つだけ確かなことは、決してママが原因では無い。ということ。産後うつだと気づかず、いつもと違う自分、いつもの様に動けない自分に腹が立ち、ますます思い詰めるケースも多くありません。あくまでも、自分自身を責める必要は全くない。という事を念頭に置いておいてくださいね!
産後うつになってしまうと、なかなか自分だけで治すことは難しいです。しかし、ライフスタイルを見直すだけでも、随分と緩和されていきますので、出来る限りの対策はしていきましょう。
- 規則正しい食事や、軽い運動などをし、健康な身体の維持を心がける
身体の健康状態が通常に戻ってくれば、精神的なものも楽になってきます。赤ちゃんだけでなく、自身の身体を大切にしましょう。
- 自分の時間を少しでも良いので作る
寝ている間でも構いません。自分の好きな事をする時間を少しで良いので確保してみましょう。気分転換できることで、ずいぶんと考え方が前向きになりますよ。
- 外との(他人との)関わりを持つようにする
面倒になりがちですが、外との関わりは持つようにしましょう。子育てサークルなど、同じような悩みを持つママ達と触れ合える場所がオススメです。もちろん、仲良しのお友達との時間も◎ですよ♪
- パパと育児の負担を分けあうようにする
仕事が忙しいパパでも、家に居る時は、赤ちゃんの父親です。責任持って、育児に参加してもらいましょう。1人と2人では、精神的な負担の重さが全く違ってきますよ。
- 育児に対して、自分でハードルを上げないようにする
育児書やSNSなどで、過度に育児の情報収集するのはやめましょう。育児に正解なんて絶対にありません。ゆっくりと向き合っていけば大丈夫!
まとめ
心も体もバランスを崩してしまうのが、産前産後です。そんな時もある、と周りに甘える余裕を持つくらいでちょうど良いのかもしれませんね。
1人で抱え込むのだけは絶対に避けましょう。
産後うつは、きちんと治療していけば治る病気です。重く考えずに、前向きに考えていれば、知らないうちに抜け出しているかもしれませんよ!
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