うちの子が不登校に!原因は担任?電話をかけるその前に

昔に比べて、明らかに不登校になる子どもが増えた現代、学校や社会も様変わりし、子ども達を取り巻く環境も昔とは大きく変わってきています。

ある日を境に突然、「学校に行かない。」「行きたくない。」と我が子が言い始めたら、きっと学校で何かがあったに違いない!と思ってしまいますよね。何とか原因を取り除いて、元通り学校生活を送らせてやりたい。そう思うのが間違いなく親心でしょう。

しかし、その原因は、本当に学校だけにあるのでしょうか?学校に事実確認をする前に、もう一度よく考えてみましょう。

子どもに、「なぜ?」と聞けば、それなりの理由がかえってくるかもしれません。
「学校での人間関係が…」「勉強についていけない」その「それなりの理由」は、ただのきっかけに過ぎないのかもしれません。

子どもが学校に行かないという選択肢を選ぶということは、大人が会社に行かないのと同じ事。そう比較してみれば、そこにはかなり根深い原因がある事が分かりますよね。

では、学校以外の原因として何が考えられるのでしょうか?

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家庭内では意外と気づきにくい!?不登校の原因が父親だったケース

不登校の原因として、学校内の問題に並んで多いの、が家庭環境に原因がある場合だというデータがあります。

もちろん家族を悪く言う訳ではありません。むしろ家庭に居るのが嫌ならば、不登校になどならず、学校に行きたいと思うはずですからね。

では、どのような事が原因として考えられるのか、実際にあったケースを例に挙げてみますね。

父親が家にあまり帰らない

父親が家を空ける事が多い家庭は、何かしらの問題点を抱えている割合が多いとされています。もちろん、いつも遅くまで自分たちのために働いてくれている父親を尊敬している子ども達がほとんどだと思います。

しかし、寂しい思いをしているのも事実で、もしかしたら心のどこかに「自分よりも仕事の方が大切なのではないか?」という不安を持つようになる事もあるでしょう。

そんな不安を取り除くために、起こした行動が「不登校」だったという事です。
自分が学校に行かなければ、自分が問題を抱えていれば、父親は仕事ではなく自分の方を向いてくれる。そういった心理が働くのかもしれませんね。

父親が子育てに無関心

仕事が忙しいから。子育ては女性の方が上手だから。と、子育てから目を背け続けた家庭に育った子どもが、あるきっかけから不登校になってしまうケースも多いようです。

本来子どもというのは、たくさんの人から愛情を注がれて育つもので、核家族化が進む現代において、父親が子育てに無関心な場合、母親の愛情のみで子どもを育てなければいけません。一言で言ってしまえば愛情不足。母親にとっても良い環境とは言えません。

家族の関係性が少しずつ歪んでいった先に、「不登校」という行動を起こしてしまうのかもしれません。

普段一緒に生活をしていると気づけない事もたくさんありますよね?ですから、今回はあえて父親に原因があったケースをご紹介してみました。

いずれにしても、子どもは両親に自分の方を向いてほしくて、不登校という行動に現れてしまうパターンが意外に多いということです。自分1人で解決しようとするのではなく、家族で話し合う事から始めるのが近道になるのかもしれませんね。

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不登校の原因自体が「わからない」ことも!?子どもの気持ちに寄り添うとは

原因がない?それならば怠けているだけなのでは!?と思われがちですが、実は原因不明の不登校というのはとても多く、解決策の無い悩みに罪悪感を抱いている子ども達は大勢います。

これ。という原因が無い場合は、たくさんの小さな原因が蓄積されて、心が充電切れ状態になっている場合が多いようです。普段一生懸命過ごしてきたから、本人にも理由は分かりませんが、やはり心も体と一緒で疲弊していくもの。それがある日突然、一気に押し寄せてきたと考えるのが自然でしょう。

つまり、心を癒してやる時間が必要ということなんです。ですから、子どもが子どもなりに葛藤しているその思いに、共感し寄り添ってあげることで、少しずつですが、子どもの心は軽くなっていくはずです。

子どもの思いを受け止めてやること。それが、寄り添うという事ではないでしょうか?

まとめ

どこに原因が隠れているか分からない不登校。子どもや学校に問い詰めてしまう前に、家庭環境を振り返ってみるのが親の役割かもしれません。

行きたくても行けない。その気持ちを理解し、共感して、少しずつ心の荷物をおろしてあげましょう。きっといつか、自分から立ち上がれるまでに回復するはずですよ。

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