必要なお金をシミュレーション！貯金の方法と20代の平均金額は…

老後と聞くとまだまだ先のことで実感がわかないけれど、年金もどうなるか分からない今、自分で貯金をなるべく多く作っておきたいですよね。

頭では分かっているけれど、毎日の生活費に加えて、友達や同僚の結婚や出産にはちゃんとお祝いしたいし、たまには自分へのご褒美にプチ贅沢だって必要です。

仕事に遊びに忙しく過ごしていると、思った以上に使ってしまうお金ですが、ストレスをためずに貯金を増やすにはどうすればいいのでしょうか。

また、そもそも20代のうちにどれくらい貯金しておけばいいのでしょうか。具体的な目標がないとなかなか頑張れないですよね。

そこで今回は、20代のお金に関することについてお伝えしていきます。

20代からいくら貯金すれば良いの？金額だけではないその方法は銀行と…

他の人は一体どのくらい貯金しているのか、気になるところですよね。
総務省統計局の平成28年の調査によると、30才未満の貯金額の平均は、男女合わせておよそ150万円くらいになるようです。

ただ、個々の貯金額にかなり差があり、50万円未満の人は全体のおよそ30％ほどで、逆に、300～1000万円の人は約15％います。

平均額は、貯金額が高額な人がいると高くなるので、中央値としては90万円くらいになるようです。
つまり20代では、90万円くらい貯金している人の割合が最も高いのですね。

貯金できる額は、収入や生活形態によっても変わってきますが、とりあえずまずは100万円を目指して貯金してみてはいかがでしょうか。今まで貯金できなかった人でも100万円を実際に貯めてみれば、達成感もありますし、はずみで貯金できるようになるかもしれません。

目標が決まったら、次はどうやって貯金をしていくかを考えていきましょう。自分では頑張らずに貯める一番の方法は、銀行の自動積立を利用することです。

自動積立とは、自分でATMなどでお金の移動をしなくても、定期預金に自分の設定した金額を自動で積み立ててくれるシステムです。
最初に申し込みが必要ですが、一度申し込みをしてしまえば後は自動的に毎月コツコツ貯蓄できます。

便利な自動積立ですが、注意点もあります。積立する日にちは、自分の給料日の翌日にしておきましょう。
普通預金の方に残高がないと当然のことながら定期預金に積立ができなくなってしまうからです。

また、自分の必要な生活費を考えて、無理な金額を積立しないようにしましょう。毎月１万円～１万５千円くらいから始めてみるのがおすすめです。

自動積立と並行して、こんな貯金方法も試してみてはいかがでしょうか。

おすすめは、古典的ですが硬貨貯金です。子どものころにした人もいるかもしれませんが、空き瓶などにコインを入れて貯めていく方法です。

100円玉や500円玉でもいいし、お財布をすっきりさせるために１円玉や5円玉、10円玉などを入れるのでもいいと思います。大切なのは、毎日なにかの硬貨を入れること。瓶がいっぱいになったら、銀行で両替をしてもらいましょう。

毎日続けていくと、コインを入れるのが楽しくなってくると思います。また銀行で両替してもらう時などは、いくらになるかなぁ、とちょっとワクワクしたりするので、古典的な方法ですが意外とおすすめです。

また、毎月なぜかお給料のほとんどが知らない間になくなっている、という人には、家計簿をつけることをおすすめします。

自分がいつも何にどのくらいのお金を使っているのかを知ることは、貯金を始める上でとても大事です。アプリも色々出ているので、お金を使ったらその都度アプリ入力したり空き時間に入力したりと、ちょこちょこと入力していくと、案外楽に家計簿をつけられると思います。

毎日のコンビニのコーヒーやお菓子、自販機での飲み物や外食など、意外とこんな金額になっていたのか、と驚くこともあるかもしれません。そんな時は、外食やコンビニで買い物する回数を月に2～3回減らしてみたりと、できる範囲での対策を考えて次の月から実行してみましょう。

貯金はしたいけど、ストレスが貯まるのは嫌だし、あまりにも節約しすぎて味気ない毎日になるのも辛いですよね。

理想は、楽しみながらいつのまにか貯金できていること。

ぜひ、自分のふだんの生活でのお金の流れを把握して楽しみながら目標貯金額を目指してくださいね。