カフェインと言えばコーヒーですが、紅茶にもカフェインは含まれています。
シャキっとしたい時はコーヒー、リラックスしたい時は紅茶、というイメージがありますが、実際のところ紅茶にはどの程度カフェインが含まれているのでしょうか?
コーヒーよりも紅茶の方がカフェイン量が多いなんて話も聞きます。
夜遅いからコーヒーではなく紅茶にしようと思っていたのに紅茶の方がカフェインが多いのでは逆効果になってしまいますよね。
そこで今回は紅茶に含まれるカフェイン含有量について調べてみました。
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紅茶のカフェインは睡眠に影響?寝る前にどうしても飲みたいなら「ミルクティー」
意外かもしれませんが紅茶には多くカフェインが含まれており、コーヒーと比べると紅茶のほうがカフェイン含有量は多くなります。
しかしこれはグラムで比較した場合であり、カップ1杯あたりのカフェイン量はコーヒーの方が多くなります。
どういうことかといえば、コーヒー豆100gと紅茶の葉100gで比較すると、紅茶の方がカフェイン量が多くなりますが、カップ1杯に換算すると逆にコーヒーの方が多くなります。
コーヒーがカップ1杯に使用する豆の量が10gほどなのに対して、紅茶は3gほどだからです。
大体紅茶1杯(約150ml)に含まれるカフェインの量は50~80mgになります。
レギュラーコーヒー1杯あたりのカフェイン含有量は100~150mgになるので紅茶のカフェイン量はコーヒーの約半分ということになります。
そうは言っても紅茶にもカフェインが含まれている以上、夜飲むと眠れなくなる可能性は否定できません。
そこでお勧めなのがミルクティーです。
ミルクには睡眠を誘う効果があります。
よく寝る前にホットミルクを飲むと安眠できると言いますが、牛乳には「トリプトファン」と「メラトニン」という物質が含まれていますが、この2つは睡眠の質を上げる作用があります。
もし夜紅茶を飲むときは温かいミルクをたっぷり入れて飲んでみてください。
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紅茶のカフェインは妊娠中に摂って大丈夫?適量と注意したいポイント
前章で紅茶にはコーヒーの約半分程度のカフェインが含まれているとお伝えしました。
妊娠中はカフェインを控えるようにと言われていますが、妊娠中に紅茶を飲んでもよいものなのか、1日何杯くらいなら飲んでもいいのか気になる方もいると思います。
カフェインには中枢神経を刺激する作用があり、妊娠中でなくとも一度にカフェインを多量に摂取すると、精神興奮、不眠、めまい、心拍数の増加、不安、震えなどを引き起こします。
特に妊娠中はカフェインを分解するのに時間がかかるため、影響を受けやすくなります。
妊婦さんが多量のカフェインを摂取し続けると、流産や早産、低出生体重児、発達障害のリスクが高まると言われています。
では妊娠中は紅茶を飲んではいけないのかと言えばそういうわけではありません。
1日1~2杯だったら飲んでも問題ないと言われています。
飲まないことがストレスになるぐらいだったら1日1杯と決めて飲んだ方がいいでしょう。
しかし紅茶以外にも緑茶、ココアやチョコレート、栄養ドリンクなどカフェインが含まれる食品はたくさんあります。
知らず知らずのうちに結構カフェインを摂取していたりするので、やはり妊娠中に紅茶を飲む場合はノンカフェインやデカフェの紅茶を選ぶのがいいと思います。
またハーブティーもノンカフェインでリラックス効果がありお勧めです。
まとめ
今回は紅茶のカフェイン含有量について調べてみました。
結果、1杯のコーヒーと紅茶では、「コーヒーの方がカフェイン量が多い」ということがわかりました。
しかし紅茶にもカフェインは含まれているので寝る前に飲む場合や妊娠中の方はノンカフェインの紅茶やハーブティーがお勧めです。
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